ごまめ~の~いっちょかみ

落語・読書・うどんに、ごまめがいっちょかみでおます。

第595回・田辺寄席~笑福亭鶴志の段

本日は、久し振りの田辺寄席。




開口0番は「ワ」、「笑い噺」で、世界のジョークを・・・。




一、笑福亭べ瓶・・・・・・・・・・・・「江戸荒物」

名前が、べ瓶になってから初めての出会い。
腹に入っているというか、自由自在に思う存分語っている。
元気いっぱいの「江戸荒物」。やはり、べ瓶さんの勢いある落語は、健在ですな。

二、笑福亭鶴志・・・・・・・・・・・・「へっつい盗人」

鶴志さん、貫禄でおますな。
泥棒にいく相棒(喜六)の頼りないこと。

堺の刑務所や、シルクハット、小便に、へっついを持ち上げて下に縄を通すなど、
随所の頼りなさが、この噺を一段とおもしろいものにさせる。

ましてや、鶴志さん、喜六が竹の垣を除けるのにこわごわやってると、「一気にやれ」
サロンパス剥がす時と一緒や・・・一気にやれ」とかあちらこちらに、ギャグ満載で
愉しさ倍増・・・豪快さと繊細さが入り混じった鶴志さんの「へっつい盗人」、おもしろおますで・・・。

三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・「兵庫船」

乗合船に乗ってからのお国の尋ねあいのとこは割愛して、なぞかけから入る。
サメが乗船客に魅入りするまでは、袖すり合うも多少の縁、のんびりとした船旅が楽しいですな。


四、笑福亭忍笑・・・・・・・・・・・・「三人上戸」

あとからでてきた鶴志さんが、「こんな静かな、三人上戸、初めてや」と言うぐらい笑いの少ない、
笑うのに、客席一同が、緊張してしまった忍笑さんの「三人上戸」。

笑いとは、緊張と緩和と言われているが、その緊張がずっと続く。

噺は、酒飲みが、泣いて、笑って、怒って、うどん屋に絡む、よく言われる「うどん屋」。
酒飲みが酔ってはいるが、どこか演技っぽいというか、笑う、間が、見当たらない・・・・。
喋くりは酔ってはいるが、目が酔っていないからなのか・・「目は口ほどにものを言い」ですか。

噺家さんが酒も呑まずに酔うなんて、こちらはいつも居酒屋気分で、気楽に見せて貰っていますが、
やはり、高度な話術、テクニックなんでおますな。

田辺寄席の寄合酒の解説におもしろいのあったので転載・・・。

「戸」は大人の男の意。古代社会では大人の男が稼ぎ人、筆頭。
大人の男が大勢いる家庭はよく稼ぐことができるから「上戸」です。
身入りがいいから当然、高いお酒もよく飲めます。それが上戸=酒飲みの語源。

単に飲む酒の多い事、酒飲みことだと思っていたが・・・「戸」が大人の男とは。
では、「下戸」は稼ぎの悪い男か・・・。


五、笑福亭鶴志・・・・・・・・・・・・「花筏

初日の土俵入りが終わると宿に、花筏に扮した提灯屋へ、勧進元が挨拶、土地の顔役が挨拶に・・・
ここで、鶴志さん、「まあ、昔から興業というぐらいですから、その筋の方とは関係があったんですな・・」

千鳥ヶ浜の親父が、息子にいう、「おまはん、今日までの相撲、自分の力で勝ってると思うてるのか、
・・・・ワシは今度の興業には随分金も出している、わざと負けてもうてるのが、わからんのか・・。」
八百長というのが、公然とあったんですな・・・・

国技といいながら、この頃、町中で子供たちが取っているのを見たこともない相撲・・・。
真剣なるスポーツなのか、興行、見世物なのか、・・まあ落語にでてくる相撲は後者に間違いおませんな。

鶴志さんの体型といい、噺っぷりといい文句なしの横綱相撲の「花筏」でおましたで。



第595回・田辺寄席・卯月席・昼席~笑福亭鶴志の段
2012年2月18日(土)午後1:40開演
桃ヶ池公園市民活動センター

開口一番・・・・・・・桂文太
一、笑福亭べ瓶・・・・・・・・・・・・「江戸荒物」
二、笑福亭鶴志・・・・・・・・・・・・「へっつい盗人」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・「兵庫船」
仲入り
四、笑福亭忍笑・・・・・・・・・・・・「三人上戸」
五、笑福亭鶴志・・・・・・・・・・・・「花筏







にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村

にほんブログ村 演劇ブログ 落語へにほんブログ村