ごまめ~の~いっちょかみ

落語・読書・うどんに、ごまめがいっちょかみでおます。

飼い犬に腹を噛まれる~彬子女王

 

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なんとも素敵なご本です。さりげない日常ですが、そこには皇族という私達とは違う世界のお育ち、でも庶民の中に溶け込まれ、昔のお殿様がお忍びで市中に出てこられるような雰囲気。でもご本は飾り気とか気負いがなくて爽やか。お育ちが良いということはこういう事か、文章、文体にまで現れてくる。次の本ももう手元にございますので、来春はそこらあたりから読みだします・・・・。